【共同制作(2)株式会社マスカット薬局担当 三棹和洋(みさおかずひろ)さん × 太田まゆみ(おおたまゆみ)さん】

 10月14日(水)、岡山市北区粟井にある社会福祉法人ももぞの学園の「ももぞの福祉園」を訪問しました。

 クリエーターの三棹和洋(みさおかずひろ)さんの作品が、部屋の壁にたくさん飾ってありました。どれも、豊かで明るい色彩の賑やかな楽しい画風です。食べ物の絵が好きということで、一心不乱に色鉛筆で着色をされているところでした。ケント紙に独特の感性で描かれたモチーフを、色鉛筆で丹念に塗り込んでおられました。車や人物、クリスマスなどをテーマにした絵もありますよ、と支援員の池田恵里(いけだえり)さんが紹介してくださいました。

 デザイナーの太田まゆみ(おおたまゆみ)さんが、担当支援員の方を交じえ、モチーフについてリクエストされているのを見ていると、完成が楽しみになりました。

敷地内の「記念ホール」には、施設利用者の方々の過去の作品がアトリエのように展示されていました。統括施設長の片山泰伸(かたやまやすのぶ)さんに、ももぞの学園のアート活動への取り組みを詳しくお話ししていただきました。

 当初は、アートという意識をあまり持っておられなかったとのことでしたが、美術の専門家のサポートを受けながら、作品展などにも積極的に出展するなど、幅広く活動されているそうです。日々の活動の中で、アート作品を創り出す工夫や、利用者の方と楽しんでおられる様子を伺うことができました。 障害のある方の文化芸術活動に対して、多くの方々の関心が高まりつつあることを感じました。