【会社見学(4)髙田織物株式会社様】

 10月31日(土)午後、協力企業の1社である髙田織物株式会社様の工場と店舗の見学を行いました。

 2階の会議室をお借りして、事業の趣旨や今後のスケジュールなどについて、岡山県備前県民局、デザインゴールズ事務局からお話ししました。髙田尚志(たかたなおし)代表取締役が、約130年畳縁の製造を続けて来られたことや、自社のスローガンとして持続可能な会社になることを掲げておられることについて、お話しくださいました。次に、営業企画部の水船芳浩(みずふねよしひろ)部長から、畳縁の生産・販売の現状や畳縁の種類などについてご説明いただきました。今回の事業で自社の技術と、クリエーター、デザイナーのセンスが掛け合わさり、新しい価値を創造することができるのではと、期待を込めてお話ししてくださいました。

 設計部の新谷ひかる(しんたにひかる)さんなどが、1階にある工場を案内してくださいました。天井近い高さまである畳縁の織機が動き出すと、大きな音がして、高速であっという間に畳縁を織り上げていく様子を間近で見せていただきました。参加したクリエーターの越智小百合(おちさゆり)さん、ダイキさん、デザイナーの建部浩子(たてべひろこ)さんは、とても興味深そうに織機が動く様子を見つめていました。

 その後、敷地内にある直営店「FLAT(フラット)」を見学しました。壁一面に展示された畳縁の数は1,000種類あるそうです。クリエーターは、たくさんの色柄や畳縁を使ったグッズに圧倒されていましたが、社員の方に熱心に質問する姿もありました。

再び会議室に戻って、共同制作のスケジュールを決めたり、デザイナーと社員の皆さんとでグッズ製作のための技術的な相談をしたりしました。

どんな畳縁が出来上がるのか、そして、どんなグッズに展開されるのか、とても楽しみになりました。