【プレゼン(3)髙田織物株式会社】

 12月16日(水)午後、髙田織物株式会社様で、デザイン案の提案が行われました。

 始めに、事務局から挨拶をし、会社見学や今回のデザイン提案など、3ヶ月に渡ってご協力いただいた関係者の方々へのお礼を述べました。

 髙田織物様へは、「畳縁を使ったグッズのためのオリジナルデザイン」について提案しました。同社は、畳縁の老舗メーカーとして、倉敷市児島の本社敷地内の自社店舗で1,000種以上の畳縁を展示販売されています。今回は、クリエーターの作品から3種の畳縁案と、それを使用した畳縁のオリジナルグッズも提案しました。

 まず、デザイナーの建部浩子(たてべひろこ)さんが畳縁を使用したグッズについて説明されました。デザイナーは、クリエーターのダイキさん、岡 昌也(おかまさや) さん、越智 小百合(おちさゆり) さんの個性を生かしたオリジナルの図柄を使用したグッズを、クリエーター自身も使っていただける商品にしたい、と考えられていました。日常にも使え、求めやすい価格で、かつ福祉関係の事業所で製作可能なグッズという条件をクリアできる商品として、いくつかの候補を挙げ、実際に福祉関係の事業所で縫製されたサンプル品を提案されました。

 また、クリエーターの制作した作品を提示しながら、それらを基にデザインした畳縁の図柄のパターンを提案されました。髙田社長や水船営業企画部長、社員の方々と様々な意見交換をし、デザインを畳縁という織物にする際の技術的な配慮や、細かな柄をどこまで再現できるかなどの注意点についてアドバイスをいただきました。そして図柄を生かしたグッズの方向性が固まり、再現性の高い図柄に絞られていきました。

 髙田織物の髙田社長は、3名のクリエーターの制作した作品が持つ個性を、あえて「クセがある」と表現され、見るものを惹きつける力に魅了されたご様子でした。

 年明けには、畳縁の図柄が決定し、試作に入る予定です。どのデザイン案も素晴らしく、どのような畳縁に仕上がるのか、オリジナルグッズへの展開へどのように活かされるのかとても楽しみです。ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。